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自殺志願者たち
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作詞 高津鶯 |
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自殺志願者の列を横切って 俺は漫画を読んでいた
女子高生の群れを横切って 俺は独り言を言っていた
自殺希望者の列の前に立ち「じゃあ死ね」と叫んでみた
自殺志願者は立ち上がり 「あんたに言われる筋はない」
じゃあ何を求めてるの? 死にたがる葛藤を愛せばいいんだろう
かまって欲しいんだろ? 生まれたばかりみたいだな
思春期の風情は傍迷惑 もうお腹いっぱいさ
「共感すればいいの」 確かにそれは楽 でもなんか気持ち悪い
救いのない言葉を投げつけて 俺はブーイングに囲まれた
「死にたい」は「生きたい」 俺はとっくに気付いていた
じゃあ迷惑をかけていいの? それは少し違うだろう
「死なないで」って言えばいい それが出来たなら・・・
思春期の卑怯な願望は もうお腹いっぱいさ
「共感できないわけじゃない」 確かにそれは言えてる でもなんか・・・
「死にたい」は「生きたい」
「死ねばいい」は「止めたい」
自殺志願者の群れに回送バスが突っ込んでく
叫び声と守りたい余生 正直者の群れに変わる
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