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筆気分
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作詞 reddo |
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独特なニオイのあなたの部屋
もうそんな季節かぁ
キャンバスに描かれた絵に季節を知る
絵はすきよ
自分で描くのも できていく行程も 全部
そんな私の横で
コバルトブルーがなくなる、でも絵の具って高いんだよねぇ
とぼやくあなたの声
あなたの横で こうやって筆をもっていると やっぱり不思議
たくさんの色が 混ざっても混ざっても なんか許せるんだもん
社会んなかで生きてるときは 許せないことばっかなのに
あなたといると おかげで 心が平和になるわ
水彩画みたいに繊細なのは苦手かな
きれいだと想う すごく
できれば描きたい とも
でも重ね塗りが すっごくむずかしくて つぶれちゃう
こういうとこは世の中と一緒
さじ加減ひとつで狂っちゃうわ
やっぱ油絵がいいなぁ
なんかこう、豪快で
なんて、私らしいめんどくさがりな意見だけど
油絵は油で溶かしたり、根こそぎガッと削り取れるじゃない?
水彩画はそうはいかない
だね 君は油絵だよ やっぱりねぇ
ってあなたの声
やっぱり、って、まあ そうだけど
あなたはいつも丁寧に描くね
どうしたら 絵の具が喧嘩しないか教えて欲しい
あと そんなにキレイな色 どうやって作るの? やさしくて あなたみたいな色
っていうか早く 今日 知ってる?特売だよ 手ごろだよ
限定だよ 「お一人さま2個」とかなの 一緒にいこ?
でも
もうちょっと待ったげる
あなたが夢中な あの空を
一緒にながめたい気もするからね
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