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この特上の無力感
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作詞 reddo |
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流行の服なんていらねぇ
それよりあの子に水をやってくれ 飲んでも命の保証があるような
いま話題のエステサロンなんていいから
お前がダイエットで残した食事を 動けねぇ子どもにあげてくれ
今 君がいらねぇと無言で突き返した新品のティッシュをくれないか
あの子の怪我した足を拭いてやれそうなんだ
どうでもいいと投げたアンタの明日をくれないか
死にそうな赤ん坊の命に換えて 一日でも長くあの母親に抱かせてやりてぇ
ふざけんな
やめてくれ
これ以上満たされたまま あぐらをかくのは
かくいう俺もその一人で
何も偉そうなこといえるタチじゃねぇ
ほんとにごめんな 俺は なにもできなくて ごめんな
テレビを通じて 知ったことだ
その時点ですげぇ恵まれてる だって
俺はこうして文字が打てる 文字が読める
画を見れる眼ん玉と 「それ」を理解できる頭があるのに
この手足じゃ 世界を変えられねぇんだ
ごめんな
ごめんな
どうしたら いい
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