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[[[[[不死の少女の物語]]]]
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作詞 暦 |
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世界が輝いて見えたとは
思わなかった
逆に
世界はこんなにもちっぽけなものだったのかと
呆れた
[[[[[全てを蔑み不死となった少女=マジョ]]]]]
不死になる代償
それはあまりにも安い=酷い
愛しいモノができたとき
そのときから
少女の年は
標準の倍の倍に進むと
恐れないのは少女だけ
愛しいものなどつくらなければいいと
考えてたのは少女だけ
独リガコワクナイノハ少女ダケ
不死になって
世界は2回滅び創世された
あの日の世界はどこにもない
消えてく仲間になんとも思わない
だけど
消えてく記憶はかけがえのないモノばかりで
僕は
名を
忘れて
消え始めた記憶と共に
新たに重なる記憶
想い
僕の心に何か
宿ったこと
心優しい少年に出逢ったこと
忘れてはならない
誓いを たてた
少年との優しい時間を忘れない
温もりを
笑顔を
声を
忘れない
誓った はず な のに
戦争-災害-暴動
流れていく時に
少年は
青年に
少女は
老婆に
少女は(老婆は
気付く
代償の酷いこと
眠るほどに刻まれる皺
動くたびに抜け落ちる髪
きしめく骨の音
すべてが醜くなっていく
青年は
土に還り
老婆は
独り
全てを忘れて
不死を欲した
僕の罪
これは罰
僕は貴方を忘れたくなくて
忘なければならなくて
強欲すぎる少女は 老婆は
記憶は
何も語りかけてくれない
哀しい
ただ 哀しい
貴方を知らず生きることが
こんなにも苦しいとは知らなかった
ねぇ
僕は
貴方を忘れることに成功してしまった
僕の世界
貴方はいない
削除-消去 したくなかった
ねぇ
貴方は
僕を忘れないでいて
その永久凍土((ツンドラ))の大地の下
過去を振り返り僕を思い出して
少女((老婆)が少年(青年))と出逢った日から
4771年が経ったこの日
独りの老婆が
神となった
言い伝えが
広まる 廻る
運命の螺旋
神となった老婆
今はもう全て忘れて
心も無くして
独り
命だけにしがみついて
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