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協奏曲第二番 〜時のワルツ〜
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作詞 七星 北斗 |
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偽りの街は今 静かに眠ってる
空には 満月 あの人を映し出す
さあ さあ おいでよ 時の止まったこの街へ
そっと手を差し伸べる 忘れかけたあの日々が
静かな大通り 冷たい石畳
街の東 塔に 灯り燈る青白い
さあ さあ おいでよ 忘れられたこの街へ
そっと手を差し伸べる 忘れかけた思い出が
蜘蛛の巣が掛かる 螺旋階段
古き時の賑わい 今は面影も無く
さあ さあ おいでよ 時は進まぬこの街へ
そっと手を差し伸べる 忘れかけた旋律が
小さなオルゴール 悲しいメロディー
忘れられないあの人は 今はもう此処には居ない
さあ さあ おいでよ 誰も知らないこの街へ
そっと耳を澄ませば 聞こえてくるあの歌が
さあ さあ おいでよ 時のワルツが始まる
華やかな時代に 悲しい時代
朝を待ったあの日や 涙に溺れたあの日
時は流れ止まらない 当たり前の事だけど
そっと私の手を取る 忘れられないあの人が
―時がどんなに流れても
あの月は変わらない―
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