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雪女の唄
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作詞 七星 北斗 |
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この吹雪の中で あたしは何時も泣いていた
氷のような わが冷たき手 雪のような 衣
水鏡に映る 我が面 何て 醜い
吹雪の歌声 雪の踊り 悲しき夢 儚く溶けて
嗚呼温かき 貴方の身体 その腕で溶かしてよ
雪は溶けてく その温もりで 雪国の春よ
嗚呼温かき 貴方の声よ 心震わせる旋律よ
雪は消えてく その温もりで 雪国の貴方
氷のような わが藍い目 雪で出来た 身体
水鏡に映る 我が面 何て 冷たい
氷柱の雫 雪女我の 醜き顔を 綺麗と言った
嗚呼その腕に 抱かれてみたい でも出来ないの
雪は溶けてく 私も同じこの 身体は雪よ
嗚呼その腕に 触れられないの 体を恨む
雪は溶けてく 私のように 雪達の最期
嗚呼人ではない 裸足の爪先 寒くは無いけれど
吹雪の中じゃ 寒かろうと言った 人の男貴方
嗚呼この最期の 雪を見るその 温かい瞳
せめて最後に 貴方に会いたい 願いを唄に
こんな吹雪の夜は 外には出るな
聞いてはならぬ 答えてはなれぬ
雪女の唄が 聞こえるぞ
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