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冴えない羽根
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作詞 美卯 |
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強がっているの
体裁は簡単には崩せない
立派だよって誇っていても
色褪せてゆく羽根
君と私って全く似てない
色や形違う 共通点なんて皆無
だけど
どうしてこんなにも
心奪われているのかしら
冴えない君の羽根よ
その一途な羽ばたきが
私に力を与え続けていた
ドン底に突き落とされて
立ち上がれなくなった時は
どうか 私を支えてよ
虚栄心ばかり張り続けて
いつのまにかこんなにも
脆く壊れやすい
他人よりも大きく高く飛びたい
その目標が仇となる傷ついていた羽根
君と私って全く違う
背中合わせても羽根合わせてみても
深入りする事のない他人同士
で在ったはずなのに
今ではこんなにも君の存在が
私の中で大きくなる
冴えない君の羽根よ
その優しい羽ばたきが
私を救い続けていた
些細な優しい言葉を羽根と共に
散らせて 積もらせて 眠らせて
どうか 私を癒してよ
また堕ちてしまいそうになる時は
その度 君の羽根で受け止めて
何気なく通り過ぎていた
気にも留めない 記憶に残らない
その羽根が今は私の中で
誰の羽根よりも
強く光輝く
冴えない君の羽根よ
その強い羽ばたきが私の明日を救い続けてゆく
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