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ガラスケースの中の飴玉
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作詞 美卯 |
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ガラスケースの中の飴玉
キラキラと光に反射して輝いて見せた
君がくれた飴玉だから大事に取っておいた
「ありがとう」が素直に言えない君は
いつも僕に飴玉をくれたね
ガラスケースの中の飴玉
貰っていく度に大切に収めていた
君と僕との思い出のカタチ
貯金箱にお金を貯めて喜ぶ子供のように
ずっと眺めていた
もしも収めきれなくなったら君に「好き」
だと告げようと心に決めていた
だけど その2文字を結局紙に丸めてしまった
ガラスケースの中の飴玉
収めきれなくなる寸前で増えなくなってしまった飴玉
遠くに去って行ってしまった君
「さよなら」が上手く言えない君がくれたのは最後の飴玉
君がくれた最後の飴玉を握って僕は恋の終わりを迎えた
君は知らないだろう あの時僕が微笑みながら泣いていた事に
夜更けに君がくれた飴玉を嘗めながら思い出を振り返る
途中で堪え切れなくなって噛み砕いてしまった
叶わなかった恋の味は妙に酸っぱかった
告げたかった想いを紙に大事に包んで丸めてケースの中に入れた
何時までも繫ぎとめたかった想いに僕は一人別れを告げた
ガラスケースの中の飴玉
せめて僕の想いをいつまでもその中で守っておいて
君との思い出のカタチはいつでもそこに
君からもらった飴玉
最後まで全部食べてやる事が出来なかった
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