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星に願いを
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作詞 ムメイ |
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遠くの遠くの空をみて
一人の子供は呟いた
小さな小さなあの星は
いつもあんなに綺麗なのか
大きな大きな林檎の木
おじいさんは一つ捥ぎって
一人の子供に渡したよ
ひどく酸っぱい林檎の実
いつか黒く、朽ちてゆく
楽しい頃を忘れるように
小さな願いを叶えたい
ひどく小さいあの星へ
一つの願いを託したい
あの星はいつまでも
何も忘れないままでいて
小さな小さな声で唄う
誰にも届かない細い唄
掌で掬おうとしても
気付いた頃には溢してしまう
青く透き通るほど美しく
赤く燃えて、闇に溶ける
小さな思いを託したい
いつかの星を辿るように
小さく涙を流したい
愛しい人と別れるような
気持ちが胸を縛るようだから
一人の子供は空を仰いで
星達に願いを呟いた
この星たちはいつまでも
僕等をずっと照らしていて
僕等はずっと、星たちに
照らされるような存在でいよう
林檎は赤いままがいい
星も青いままがいい
小さな願いを叶えたい
ひどく小さいあの星へ
一つの願いを託したい
僕等の青さを覚えていてくれ
小さな涙を流したい
いつかの過去を辿るように
大きな夢を見ていたい
これからの未来を辿るように
あの星はいつまでも
何も忘れないままでいて
そして僕等もいつまでも
何も忘れないままでいよう
星に願いを
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