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ORION
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作詞 ムメイ |
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ついてくる星と徒競走
笑ってこぼれる白い声
何気ないことでも奇跡に
思えていたような時もあった
乾いた空気を吸い込んで
溶けかけの雪を踏みしめた
一人じゃ片手も冷たいな
なんてこっそり呟いた
君が手を広げ 澄んだ空を仰いだ
綺麗の言葉でも足りない
切なくなるような笑みをして
忘れることも出来ないような
眩しい星座が照らし出す広い空
足早に君が先を歩き
振り向いて手を振り僕を呼ぶ
そんな小さい冬の出来事
気付けば大きくなってて
声を白くこぼす事もない
何気ないことも何気なく
見つめているような今があって
優しくなろうとは何度も
思ってもなかなかなれなく
恐々と君に触れながら
また冷たい手を擦った
君が手を広げ 暗い道を走った
大事なものも忘れていく
それでも君はまた僕を呼んだ
言いたい事も飲み込んでは
特別な事に期待した長い夜
ゆっくりと君が横に並び
ふわりと白く息を吐いた
そうだ これが特別なのか
星座が廻りだす 世界の中心で
僕と君がこっそり手をつなぐ オリオンの下
忘れることも出来ないような
眩しい星座が照らし出す広い空
足早に君が先を歩き
ついてくる星座と競いだす
僕もまた足早になる
言いたい事も飲み込んでは
オリオン座を君と探し出す長い夜
ゆっくりと君が笑い出して
ふわりと白く息を吐いた
そんな特別な冬の出来事
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