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傷
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作詞 絵描き屋 |
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薄暗い路地裏
貴方と最初の口付けした
茜空は私達を
見ぬフリして通り過ぎた
愛されたくて必死だった
あのコロの私は
限界も知らず線を越えて
走っていたわ
薄暗い部屋
貴方と最後の口付けした
白んだ空は私達を
わざとらしく照らし始めた
心が冷えてく音を聞いた
あのコロの私は
もう立ち上がれない程
涙を流したの
薄暗いベッドの上
私は一夜の夢を魅せる
幾人の男と
唇を重ねるけれど
寄り添う間もなく
惑うばかりの私は
もう傷つかない
そう悟ったの
心が冷えてく音を聞いた
あのコロの私は
もう立ち上がれないほど
涙を流したの
何も知らなかった
あのコロの私には
もう戻れない
もう傷つかない
あの傷は消えない
薄暗い窓際
私は涙流して笑う
「これで泣くのは最後」
呟いてみたけれど
どうにも止まらない
大粒の涙
過去の恋なんて
未練はないけど
傷が疼くの
とてもいたいの
とてもいたいの。
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