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A l i c e .
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作詞 百鬼 蜈蚣丸 |
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アリスは死んだ。
アリスは死んだ。
アリスは死んで、人形になった。
人形になったアリスは捨てられた。
アリスは捨てられた。
アリスは捨てられた。
アリスは捨てられて、涙を流した。
泣いてるアリスは独りぼっち。
アリスは独り。
アリスは独り。
アリスは独り、さびしかった。
さびしい。アリスは誰かを呼んだ。
アリスは呼んだ。
アリスは呼んだ。
アリスが呼んでも、誰も来ない。
アリスは呼んでも、独りぼっち。
アリスは独り。
アリスは独り。
アリスは独りで、壊れていった。
壊れたアリスは動かない。
アリスは止まった。
アリスは止まった。
アリスは止まって、冷たかった。
冷たいアリスは誰かを呼んだ。
アリスは呼んだ。
アリスは呼んだ。
アリスが呼んだら、誰か来た。
アリスの所に来た者は、
アリスを優しく抱きあげた。
アリスを抱きあげたその者は、
アリスに優しくキスをした。
アリスにキスをしたその者は、
アリスを見つめてこう言った。
「かわいそうな人形だ、腕足がとれているのか。
私が治してあげますよ。貴女に心もさずけましょう。
貴女が動けるようになった時、
私にキスをしてくれますね。」
アリスは笑ってそれに答えた。
そしてアリスは眠りについて、
また、あらたにアリスは生まれた。
アリスは死んだ。
アリスは死んだ。
アリスは死んで、人形になった。
人形になったアリスは生まれかわった。
アリスは人だ。
アリスは人だ。
アリスは人になって、キスをした。
アリスは死神にキスをした。
アリスは死神にキスをした。
そしてアリスは初めて本当の、
心からの笑顔を見せた。
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