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哀胡蝶
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作詞 meina |
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好きなものこそ 私の理解者
クリアな闇はより心地よく思える
肥溜めに放り捨てられた胡蝶が
「復讐を、復讐を。」
と唱えているうちに
世界は柄を変えて 飛び去ってしまった
あちこち飛び回る 夢を見る
幼い頃の「醜い私」を 生きている
美しい羽があると思っているだけ
都会の空を よごれた羽で麗しく舞う
ゆらゆら・・・
8月の終わりには 羽が砕け散った
路地裏の奥から助けを呼んでいるのに
哀しき苦界に墜ちた胡蝶が
「怨め、怨め」と嘆いているうちに
嘘つきの仮面が 剥がれ落ちてしまった
錆び付く前に さあ悲鳴の唄を
あの頃の眩しいモノたちが 私の中に蘇える
無い羽を未だに信じている
都会の空を 砕けた羽で孤高に舞う
ゆらゆら・・・
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