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カレンダー
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作詞 Mary |
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久々の約束 なつかしい声の電話
『何曜日にしようかなぁ…』
横ふと見て気づいた
あの日から めくられてない
君が 帰ってこなくなったあの月
すっかり忘れてたな
たしか君の役目だったね
カレンダー
無駄にいっぱいあった
そうだ 『かわいい』と レースやボタンついたの飾ったり
僕の帰りが遅いと怒って
赤で×印書いてたり
少し色あせた 赤い印が
ぼやけていく
『どうしたの?』
我に返る
『あぁ なんでもない。』
そういえば君も よくそうやってのぞきこんで
僕はやっぱり 今みたいに
そっけなく言って 手をぎゅっと握る
細く 壊れそうな 白い
あれもこれも 思いだせば止まらない
花に名前つけてたことも
僕のせいで今は枯れて 茶色くなってしまった
君がくれたものは たくさんあったのに
僕がほうっておいたから
知らないうちに こぼれていった
君と一緒に
だけど時を止めてしまったら ほんとは止めてしまいたいけど
きっと君は望まないよね だってカレンダーにはちゃんと
『ありがと』 って 『がんばれ』 って 無責任に いつもの字で
たしかに君の役目だったね
カレンダー
無駄じゃなかったんだ
そうだ駄目なんだ このままは
そっとページ めくる
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