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夢花火
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作詞 希美 |
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人混みに流されて
辿り着いた夢花火
僕のはるか上の人
花火に手が届きそうだ
「あの場所に行きたい」
僕だけの夢花火
人混みを掻き分け走り出した
一分も一秒も早くと
下など見ず上向いてただ走る
真っ白だった僕に色付けた夢花火
階段を駆け登る
見とれてしまう夢花火
ふと足を踏み外す
花火が遠く見えた
「もうここで諦めよう」
消えかける夢花火
階段に座り込み膝を抱えた
堪えてた涙が溢れ出す
下に落ちた涙はもう拭えない
何も見えない音もしなくなった夢花火
諦めた夢花火も
夢だったことは変わらない
躓いて見失う時は
見つめ直して夢花火
立ち上がり砂掃い涙拭い
駆け登る叶えたい夢を見て
躓いて走り出すを繰り返し
いつの日か叶えてみせるから夢花火
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