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彩色
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作詞 臨 |
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これが「 好き 」ってことに本当は気づいていたんだ
色を加えなかったのも、ただパレットを開けなかっただけ
あの雨の夜、差し出された傘の中でキミと肩をぬらしたね
あたしはキミの顔も見ないで足元の水たまりばっかり気にしてた
「ここでいい」と傘を渡して走っていったキミの背中を見ていた、ずっと
あの次の朝、どうやってこの傘を返そうかと何度も考えて、眠れなくて
でも実際は、下を向いて傘をつきつけて、ぼそっと「ありがとう」の一言だけ
忘れたフリして、会話を増やそうと考えたこともあったに
それさえも出来る勇気がなくて
あの日加えた色でほんの少し、鮮やかに色づいた
これがあたしの恋の色
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