|
|
|
喪失
|
作詞 高倉 悠久 |
|
君が最後に言った 言葉と笑顔
君の最後の記憶 花が 散っていく
風が君の頬を 撫でてゆく
眠たくなる午後に 静かな夜
いつだって記憶には 君がいる
勝ち取ったものをよく見たら
それは君の不在でしかなく
取り返しのつかない現実は
まるであてつけかのように
君がいない…ああ
君と最後の時に 触れた指先
今になって温もりに 君を 思い出す
手を伸ばすとそこは 何もなくて
手元にあった枕を 抱きかかえる
それでも離れない 喪失感
夢見ていたものは今になって
やっと幻想なのだと分かった
いつもより広くなった自室にも
君の記憶は残っているのに
君がいない…ああ
君の最後の笑顔 涙で滲む
「帰ってくる」と言った言葉 嘘だった?
君ともう一度逢えたら 笑えるように
その日をただひたすらに ずっと 信じている
信じている…
|
|
|