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月傷
作詞 華 花
静寂の夜 月と星々だけが私を見守っていた
震える指先を叩きつけて 鏡に映る私を睨む
奥底に眠る真実を告げたというのに
どうして?光に変わると信じた私に襲い掛かる
貴方の涙ぐんだ突き刺す瞳が 私を貫いた

気付けば貴方は あんなにも遠くに居て
気付けば私は こんなにも遠くに居て
振り返れば 私は暖かい光に前を向かされ
貴方は闇へと連れて行かれた

傷付ける事も恐怖しない私の愚かな言葉が
まるで 深海に貴方を沈めるような
息の出来ない泡に変えようとした

"約束"だなんて 単なる賭け?
それとも気休め?それとも絆を深めるものなの?
出来ない約束をするのだと 分かっていながら
小指を重ねる幼い私は 憤怒の業火に焼かれてしまえばいいのに

視界に映るものは文字だらけの真っ暗闇
予測不能な文字と 嘘だけを吐いた優しい言葉
泣き崩れる私を 鏡越しに見て叫んだ声は誰のものだったの?

綺麗事でも言わないと、生きていけないもの
強がりのフリでもしないと、弱いもの
月だけが そう、惨めな私を見ていた
血を流す私を、涙を流す私を、
太陽は私に嘘笑いを作らせ、月は私の闇を照らす
赤い唇は何かを呟き 虚ろな瞳で誰を想う

叫ぶ牙で 互いに噛み付き合い
そして傷付いた傷を舐めあって
言葉を交わす程に 安らぎの燈は薄れゆき
冷たく突き刺す悲哀の瞳が 心揺るがす

純粋に貴方を救えると思った 伸ばした手を
叩き付けられ 唇を噛み締めた
光は一瞬闇に覆われ
貴方と闇に堕ちてしまえば、と
その一瞬の闇を突き放した私を
どうか許して うんと私を憎んで
突き放す事しか出来ない私のように
どうか貴方も私を突き放して

これでいい、 と囁く私は
どうして?涙が溢れてとまらないと
貴方の傷口に涙を零した

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 月傷
公開日 2009/09/24
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 傷付け合う事しか出来ない二人、救いたいと必死な者と
救われたいと願う者同士の擦れ違い
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