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似非片思い
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作詞 neige |
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電話にでた君は楽しそうに「カノジョ」に話しかける
私の知らない世界の話 私の聞きたくない世界の話
「カノジョ」の私はその話を興味なさ気に聞き流して
抵抗を試みたの 私の敬愛する恋人はこんな人じゃないって
君が変わってしまったのは一体何時から?
優しくて優しくて 他人の気持ちを誰より考えた彼は
イッタイ ドコニ?
彼は私の前から姿を消してしまったのね
足跡も 置き手紙もなく 静かに 不意に
携帯電話を掛けてみても知らない人がでるだけで
私には確信がある 彼はきっと二度と戻ってこない
でも だから 私はきっと一生片思い
あんなに私のことを理解してそっと頭を撫でてくれる人は
たぶんもうこの世界にいない
ああ あなたがくれた思い出の欠片を胸に私は生きる
ねえ 私の目の前で彼氏ぶるこの人を始末してもいい?
私とあなたの夢の時間(とき)を尽く否定するこの人を
あなたの優しい唇の感触をこんな人に奪われたくないの
あなたの温かい胸の温度をこんな人に譲りたくないよ
私が一生愛すると決めた人がこんな人だなんて思いたくないよ
あなたの温度の残る掌がとめどなく零れる涙で冷えてゆく
その涙を拭う手は疑いようもなくあなたの温度を宿していて
思い出の欠片に浮かぶあなたにダブり始めたこの人を
私はなんて呼んだらいいのかわからないよ
揺らぎ始めたこの想いを なんて呼んだらいいのかわからないよ
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