|
|
|
在り方を問ふ
|
作詞 Rosenkreuz |
|
日々を這う 蟻であるかのように
光明見えぬ その目を潰せ
-饐えた飯に群がる蟻-
苦杯舐め回す 世を舞う桜
氷雨に打たれて 地へ還る (帰る 眠る 泣いてしまう?)
飢えた四肢に 落ちる慈雨
胸にさざめく 五月雨の音 (打たれる 冷たい 土の中?)
巡り巡る悪魔の実を 渡す愚かさよ
欣幸忘れ 人が這い回る姿を笑い
手足を折り落とし 始祖の芽を食い滅ぼす
四肢が独り歩きをする この濁世に背を向けてみれば
貴方と共に歩いた跡が 輪廻に引き廻される
「また会う日まで」
山雨匂う 紫苑の花の香
あどけない手を握る 四方の衆生は
業の帰途に 追われ続ける
落ちる陽を 己と重ね合わせれば
在り方の意味を問える (答えは 君は 知っている?)
火宅に生きる 群れる羽虫達よ
業の深さに 専恣を組み込む (三昧 剽悍 駄々っ児ちゃん?)
揺り籠で眠る温もりを 食む情けなさよ
霊香遍く 世の不浄さを嘆き堕とし
枯れた穂の先は 吾子の末路を願う
野人の迷う行き先を 燃やし尽くされた紙に描いた世へ
輪廻の輪の中に 人を送り出してしまえ
「振り返ることもなく」
惰性の日々に 見えない手を振る
堕ちた実を 食べた者
待ち焦がれた その先
世が忘れた 人の在り方を
探しましょう
誰が為に
|
|
|