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梢の絆
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作詞 Rosenkreuz |
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思い出そう
涙に映る あの人との日々
彩雲から覗く 霜天の煌きを合わせて
流す涙の数だけ
記憶から消えてしまうだろう
想い続ければ
いつか戻るかもしれない
梢に浮く波の音は 儚く潰えてしまいそう
先に映る細雪に例えられた 貴方との絆のように
忘れたい
瞳に残る 朝焼けで泣く枝葉
夢に在す 秘め事明かしたあの人
交わす約束の数だけ
私の硝子は砕かれるだろう
想う事の悲しさ
愛する事をやめようかな
梢に塗られた紅色は 溶け落ちた雪と混ざり合う
指に光る涙霞を重ねて 貴方の温もりを確かめる
指切りしたあの日を 忘れてしまったのかな
押し並べた花は枯れて散る
儚く飛ぶ蝶のように 私はどこへ行こう
行く当てのない 空を眺めて想う
昇る光は迷い しゃぼん玉のようにふわり
割れてしまう前に 貴方の掌に乗りたい
万華鏡のように 似た百の影
誰でもいい 涙を拭く人がいるのならば
出して 助けて 闇の狭間から
梢のように一頻りの絆は 明し夜に照らされた
燃え尽きた糸の灰と共に 貴方との別れ道を廻む
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