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飼い猫
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作詞 may be Aki |
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この胸の鼓動さえも
白々しく感じてしまうのは
夜が静かすぎるから?
アルコールが感覚を奪い
無難な音楽が世界を曖昧にする
痺れた躰をゆっくりと引き寄せる誰かの手は
その理由を探して
細めた瞳で私に答えを求める
獲物を前に
歪む唇を隠す気にもなれない
待ちきれなくて
獲物の首筋に爪を立てる
「ねぇ、遊んでくれるの?」
右か左か
白か黒か
あれかこれか
なんでも良い
どうせ何も満たされない
溺れたいのは感覚だけ
苦痛から逃れたくて
一瞬の快楽を貪る
だけど
酔いが醒めると
魔法は解けて
目が覚めたら
昨日と同じ
檻の中
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