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四面楚歌
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作詞 Ysk |
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「だから人は信じるのよ。」
ママは言ったの。
あたしは無駄な事だと思った。
「愛されたいなら愛さなくちゃ。」
だったら殺されたいなら殺さなくちゃならないの?
裏切るなら裏切られなくちゃならないの?
「寂しいね。」「だから寄り添うの。」
「でも現実はそう甘くはないでしょ?」
「だから夢を見るの。そうじゃないと生きて行けない。」
ねぇ、ママ。
ママはあたしに何をさせようとしているの?
あたし
信じるのも愛すのも裏切るのも全部、
「なくなっちゃえ」って思うんだ それじゃ駄目なの?
難しいよ。教科書が無いんだもん。
愛しさだろうが憎しみだろうが同じ熱さなら、
あたしはもう何も感じたくない。
言ってしまえば飽きた? 「いやいや逃げているだけ。」
そんな自分を認める事も出来ないで、
唯愛した記憶を消したい。
痛みなら残っても構わない。
いつだって頼れるのは自分なんでしょ?
ねぇ、ママ?
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