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会う・逢う
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作詞 蒼色 |
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「また逢おうね」
そう言って別れた君と まだ再会したこともなく
久々に送った手紙は 私の所に返ってきて
メールも電話も 君に届かない
「いまどうしてるの?」
そんな簡単な問いすら 君に伝えることが出来ず
よく遊んだあの広場には 家が建ち並ぶ
少しずつ変わっていく街並みの中で 私も変わっていった
「新しい場所はどお?」
「友達は出来たの?」
「また逢いたいな」
そんな思いも消えていく
思い出は色あせて 埋もれていく
君も私を忘れたのかな
最後の日にお互いの名前を刺繍しあった あのリストバンドも
引き出しの奥で 色あせていた
新しい友達に囲まれて 過去を忘れていく
きっと今はもう 再会できても
「また逢えたね」じゃなくて「また会えたね」
「もう逢えないかな」
そう思ってた私に届いた 一通の手紙
知らない住所の その手紙は
とてもなつかしい くせ字が並んでた
「元気にしてる?」
明るい色の便せんに 明るく書かれた文字
思い出の場所の思い出を 君は細かく覚えてた
少しずつ変わっていった環境のなかで 君は少しも変わらなかった
「こっちは毎日忙しいよ」
「新しい友達が出来たよ」
「また逢いたいな」
そんな言葉が踊っている
思いがよみがえる 色付いていく
君は覚えていたんだね
最後の日にお互いの名前を刺繍しあった あのリストバンド
久しぶりに 着けてみた
新しい友達に囲まれても 色鮮やかになった思い出
きっと再会できたら 笑顔で言おう
「また会えたね」じゃなくて「また逢えたね」
久しぶりの君に久しぶりの手紙を書こう
今度はちゃんと 君に届く
そしていつか また逢えたなら
変わっていったこの街を
変わらない笑顔で歩こう
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