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君になりたい
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作詞 少年アリス |
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遮光カーテン
切れ目から忍び込む
上質な朝日が
頬を滑ってく
妖夢の腕(かいな)を
素気(すげ)なく払いのけて
毛布から抜け出し
目覚まし時計を伏せた後
吹き抜ける風 指の間で熱されては解ける泡影
今も 麦畑で 黄金の時に絆されている
皮膚の下 幻想が脈打ってるんだ
行き場がない 受け皿がない 君に会いたい
なりたい
僕が君の身体になり済まして
毎晩 良い気持ちで眠りに就いているのを
知らないことは 解かりきってる筈なのに
それでも 少しでも 触りたい
その頬に手を伸ばせたなら
廻るよ地面は こんな心さえ物ともせず
廻るよ一日は 細っこい君を運ぶように
廻る 廻る 僕を置いて 廻る
遮光カーテン
捲れば 広大な
一面の金色(こんじき)が
眼下を満たしている
僕を仰いでいる
君を視ている
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