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突き抜けるような青い空を君に
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作詞 蓮 |
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見渡せば辺り一面焼け野原
天を仰げば灰色の空
芳しきは血の匂い
戦争に駆り出されるはこの時代に生まれた宿命
君と出会えたのはこの時代に生まれた運命
国を護るために戦争にきたんじゃなくて
君を護るために戦争にきた
旅立つ僕に君は言った
「どうか無事に必ず帰ってきてね」
旅立つ僕は君に言った
「二人で見た突き抜けるような青い空をまた君に見せるよ」
君が好きな青い空
突き抜けるような青い空
今となっては思い出話
君が好きな青い空
突き抜けるような青い空
今となっては面影すらなし
意識も薄れ視界もまどろむ
君との約束のひとつはどうもまもれそうにない
頭に浮かぶは走馬灯
君が好きな青い空
突き抜けるような青い空
記憶で二人は笑ってる
空を仰いで笑ってる
突き抜けるような青い空を君に
突き抜けるような青い空をもう一度君に
もう僕は夢うつつ
君の笑顔を夢みつつ
願わくば僕の魂よ青い空の一部となれ
一人の男の命が消えた
それから少しの時が過ぎ
戦争終わり数年後
女が眺める青い空
突き抜けるような青い空
手には一人の男の遺骨
二人夢見た青い空
突き抜けるような青い空
一人の男の幻影浮かぶ
一人の男の幻影笑う
女の耳に風の声
「突き抜けるような青い空を君に」
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