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存在主張
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作詞 幸蘭 |
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届くわけない空に手を伸ばして
声かれるまで大きな声で唄って
今の僕にできることなんて
解りやしないんだからと
がむしゃらに努力をしてみれば
それが空回りして
むしょうに哀しくなって
それでただ唄って
誰も聞いてやしないと風が囁く気がしたけど
誰も見やしてくれないと雲が言う気がするけど
それでもただ唄って
僕が歌うのは別に
愛とか夢とか希望色の唄でもなければ
死とか闇とか暗い色の唄でもないんだ
ただ誰かに
ここにいるって気付いて欲しくて
ただ誰かに
僕がいるってしって欲しくて
ふと目をあければ誰かが笑ってくれてるなんて
淡い希望さえもって
それで目を開けて誰もいなくって
ちょっとした落胆を覚えて
それでも歌う
僕はここにいて ここに立っている
簡単な存在主張だけれど
僕は今ここにいる ここで歌っている
どうでもいいようなことだけど
僕はここにいるんだ ここにいるんだ
僕にとってはきっと
今いるんだ ここに――――
きっと大切なことなんだ
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