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治療
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作詞 412 |
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「誰か僕に治療してください」
人に触れる 温かくて恐い 冷たくて落ち着く
触れていたい 触わらないでくれ 二つの音声
今は温もりと感じ 疲れ果て 少し休み
目を開けた瞬間 周りに誰も居ない
「みんな」 上部の温かさの言葉
偽りとわかっていても 「それが本物」 言い聞かせる
「こんな自分 生きる意味があるのか」誰かに問う
「無い」 即答
そんなこと ずいぶん前から知ってたのに
殺さない 殺せない 喜び 悲しみ
生きたくて 死にたくて 単純に感動し 複雑に悩む
全て矛盾 嫌いだ
ここに存在するもの 偽りの温もり
僕にはこれだけ それでもいい
本物じゃなくてもいい 僕には本物はまぶしすぎる
これぐらいが丁度いい
汚れた自分が嫌だから
今存在するものから 偽りの温もりから
少しでもいい 偽でもいい 輝かなくてもいい
ただ一瞬の安らぎが欲しいから 光を取り戻そう
それが僕の唯一の生き場所
少しの勇気 振り絞る
「誰か僕を治してください」 震える声 やっと言えた
恐がっていた眼を開けた 誰もいなかった
感じることのない触感
強がることもできない 聞こえない悲鳴
治療不可能
温もり 夢みたいな言葉
恐くて近寄れない 苦しくなる
偽りの温もり それさえ引き離された
僕には少しの光も許されない
本物の言葉なんか知ることはない
偽りからも拒絶された
僕の温もりは生まれた時から消滅
何処に消えちゃったんだか
そんな僕にも 誰か光を連れてきたみたいだ
一生見つかることは無いと思っていたのに
僕に治療してくれたのは誰だろう
誰でもいいや
ただ 今の僕はさっきとはまるで別人みたい
僕に少しでも望みをくれる人が 一人でもいるのなら
それは 生きることを許された証ではないだろうか
そう思えたからなのかもしれない
温もりを与えられて
やらなきゃならないことが多くなりそうだ
笑いながら涙 最後まで矛盾 でも楽しい
「さあ 今から何をしようか」
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