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霧雨
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作詞 makky |
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季節外れに降った雨に打たれて
久々のデートは最悪でした
彼女は「大丈夫」って笑ってくれて
僕も「大丈夫」と笑って
ふたりで雨宿りもせず歩いていました
時間と共に彼女の髪濡らす霧雨は
僕の心も同時に濡らしていきます
「もう会えなくなるんだね」
そんな風に考えてしまうと
涙がまた止めれなくなって大変なんだよね
見慣れた公園に降り続ける霧雨は
僕の涙の痕を隠してくれました
彼女も泣いていたのかも知れないけど
雨に紛れ頑張って微笑んでいました
夜になっても止まない冷たい霧雨は
まるでふたりの代わりに泣いてるようでした
僕は彼女をコートで包んで
彼女は僕の身体をキュッと抱いて
ふたりで寄り添っていれば暖かかったから
冷たい雫を木々が落として
霧雨が止むのと同時に別れの時間が来ました
僕が「大丈夫?」と聞くと
彼女はうつむいて笑って
「少し寂しいかも知れない」と泣きました
彼女の頬に伝う霧雨は
僕の頬も涙で濡らしていきました
最後に互いに交わした「大丈夫」の嘘
ふたりは気付いていたけど
これ以上雨が降らないように別れました
僕の部屋にはまだ霧雨が降っています
時々だけどいつまでも降り続いてます
彼女の新しい暮らしを想って
でも忘れられない気持ちに負けて
僕の頬には今も霧雨が降っています
季節外れに降った雨に打たれて
もう一度あの最悪なデートを
彼女が「大丈夫」と笑うなら
僕も「大丈夫」と笑って
ふたりで雨宿りもせず霧雨の中を歩きます
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