|
|
|
イレモノ
|
作詞 酢 |
|
僕は今 人間と言う イレモノに包まれて
簡単なことで笑って 下らないことで泣く
最近はどちらかというと その逆ばかり
泣きたい時に笑って 泣きたい時に笑う
別に嫌じゃないんだ これが感情だから
僕は色々なものを踏み台にして 生きてる
語り明かした夜も 駆け回った夕暮れも
僕は 多分 汚して いつか 捨てる
それもこれも 僕が人間に入ってるから
もし 雨に濡れた ダンボールの中の
かわいい雑種 に 僕が入っていたなら
僕は純粋に 誰かを求められたのだろう
感情よりも なによりも 生きたい と
精一杯 泣けただろう 吼えただろう
きっと こうやって 思ってしまうのも
僕が人間から 出られずにいるせいだ
感情ってものが 愛しくて 大好きで
ちょっとくらい汚れてたって 構わない
その汚れもきっと 僕が入ってるから
僕は今 命と言う イレモノに隠れて
格好良くも無く 普通の日々を過ごしてる
つまらないなぁ 溜め息をついてみても
僕はこのイレモノを 離さない
僕が選んだわけじゃない けど
僕が 詰まった イレモノ
|
|
|