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たまご
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作詞 紗遊 |
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夏の匂いがする秋の夕暮れ
空中に敷きつめられた灰色のじゅうたんで
結局現れなかった夕焼けのパノラマ
望んだことなんか泡のように消えていくけど
なくしちゃいけない思いはあったんだ
五時をつげる音楽が流れ始め
1日の終わりがなんだか愛しく思えたんだ
たまごを見つけた 小さな白いたまご
オレンジの花に囲まれたそれを
たまごだとただがむしゃらに信じたかった
信じるものがほしかったんだ
いつもいつも聞こえないフリして 話せないフリして
ふと気付けば泣いていた
愛だとか正義だとかキレイごと並べて
ぼんやり見上げたあの向こう側には
一体何があるというのだろう
たまごを見つけた 小さな白いたまご
本当に産まれてくるのか今は分からない
きっと誰にも分からない
だけど僕は信じてみるんだ そのたまごを
無意味なことだと分かっていても 待ち続けたかった・・
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