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たまご
作詞 紗遊
夏の匂いがする秋の夕暮れ 
空中に敷きつめられた灰色のじゅうたんで
結局現れなかった夕焼けのパノラマ
望んだことなんか泡のように消えていくけど
なくしちゃいけない思いはあったんだ
五時をつげる音楽が流れ始め
1日の終わりがなんだか愛しく思えたんだ

たまごを見つけた 小さな白いたまご
オレンジの花に囲まれたそれを
たまごだとただがむしゃらに信じたかった
信じるものがほしかったんだ

いつもいつも聞こえないフリして 話せないフリして
ふと気付けば泣いていた
愛だとか正義だとかキレイごと並べて
ぼんやり見上げたあの向こう側には
一体何があるというのだろう

たまごを見つけた 小さな白いたまご
本当に産まれてくるのか今は分からない
きっと誰にも分からない
だけど僕は信じてみるんだ そのたまごを

無意味なことだと分かっていても 待ち続けたかった・・

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル たまご
公開日 2004/09/02
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コメント 学校の帰り道、なんとなく憂鬱に歩いていた。下ばかりを見ていた私の目に入ったのは、1つのたまご。いまだに正体不明のままだけど、その時につくった詩です。
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