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君が居ねぇ。
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作詞 萌代 |
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白のタートルを突っ被って
あたしは家を出た。
駅ビルのショゥウィンドゥに映る自分。
あぁ、そぅいや何時(いつ)だっけ、
君も同じ服を着てた。
「君が居ない。」
ぽつりと呟いてまた、
あたしは歩き出す。
何処行くかも分かんないや。
風に舞う、
とびっきり不様な、
枯れ葉みたいなあたしは。
階段駆け上る間も、
あたしはうわの空。
この寒風に君の髪が揺れたら
あぁ、どんなに綺麗だろぅ、
君の睛(め)に夕日を射して。
「君が居ない。」
痛みを引きずってまた、
あたしは歌い出す。
何処行くかも分かんないや。
風に舞う、
とびっきり不様な、
枯れ葉みたいなあたしは。
君が居ない。
君が居ない。
痛いんだ。
君が居ない。
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