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六甲が泣いている
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作詞 かずしん |
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夜から朝への静けさの中
眠り奪う大地の怒り
僅かな時間に瓦礫と変わり
ただ呆然と立ち尽くす
倒れた高速、燃える街並み
六甲は見ていた
かえせ、かえせ、命
どれほど泣いても戻らない
心を繋ぐ、気持ちのたすき
世界中から我が街に
乾いた涙が、また頬濡らし
明日に向かって歩き出す
肩抱き手を取り生きる人々
六甲も泣いている
やがて、やがて、春が
幸せをつれてやってくる
寂しい気持ちがあきらめを生む
閉ざした心、開くことなく
ろうそくの灯が燃え尽きるように
心が消える、命が消える
仮設でひとり起き上がれずに
六甲は忘れない
つらい、つらい、想い
いつまでたってもこの胸に
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