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冬の桜木
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作詞 天野 星也 |
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動けない私も冬が来たことを感じた
気付けば行き交う人間の息が白くなっていた
春になるまで枝に雪を支える日々がまた来る
だから余計に春を愛しく待てること
桜の私にとってはもう毎年のことね…
殺風景に囲まれ今日も私は思った
どれほどの人が私の下で
笑い夢を見たでしょう
私は桜 春になればまた多くの命に夢を見せる
それも私にとって毎年のこと
動けない私は暇と思うかもしれないけど
空をキャンバスに雲が描く絵はいつも違う
それに太陽がつける色もまた無限大
その絵を行き交う人は何枚覚えてる?
今の人間はそれを感じることができる?
そんなことを考えつつ今日も私は思った
どれほどの想いが私の下で
生まれ募っていったでしょう
私は桜 春になればまた多くの人の恋を見る
それも私にとって毎年のこと
どれほどの恋が私の下で
実り 時に終わったでしょう
私は桜 何度散っても咲かずにはいられない
それは人の恋と変わりない
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