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パスワード
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作詞 りんご星 |
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夏が来て
笑って 騒いで 死んだ…
それが私の親友の人生
2人で1つのパソコンを中古で買ったよね
パソコンを開くためのパスワードも作ったよね
2人で毎日ハワイ旅行で良いのが無いか探したね
行けるはずが無いのに希望で満ち溢れたね
そんな自分達が大好きだったよ
まだ中学3年だよ
義務教育だよ
なのに何で死んだの?
門限は7時で夜まで遊べなかったよね
だから高校生になったら もっと夜まで遊ぼうって言ったじゃん
線香花火なんて「しょぼぃ」って言って公園で打ち上げ花火したよね
そしたらオッサンが走って来て 怒鳴ったから逃げたよね
まだ6時なのに花火したら見つかるに決まってるのにね
ウチ等バカだよ
けど早くに死ぬアンタの方がバカだよ
何で死んでんだよ
意味わかんねぇよ バァカ バァカ バァカ
前はバァカって言うと言い返してくれたのに…
今は言うだけ虚しい
空気が冷たい
前は君が座っていたイスが氷みたいに冷気をはなってる
もう別にアンタが死んじゃっても良いかなって思ってる
だって、もう話す事なんて無いでしょ?
イッパイ話したもんね
けど最後に1つ聞いて良い?
覚えてる?パスワード…
ウチは覚えてるよ
『sindemodati』…死んでもダチ…だよね?
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