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母から届いた一通の泪メール
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| 作詞 雷帝 feat.死神JACK |
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朝家に帰り 母の姿が無い事に気付く
父は涙を流してる 辺りを見渡す俺
部屋の片隅にある 小さな家で母が笑ってた
連絡が来ないように 携帯の電源はOFFで
3日間家には帰らず 親から逃げてた
ずっと親は俺を捜したらしい
初めての家出に酔っていた俺
一度も親の事は考えなかった
『あの時 親の事を 考えてたら 何か変わったのか』
交通事故だったらしい
俺を探しに 深夜の街に出て
一瞬で母は消えてしまった
携帯を開いて 電源を入れる
溢れる母からのメール
俺は涙流した 不甲斐ない自分に
初めて 怒りを覚えた自分に
家出なんて くだらない真似しなければ
母は 死なずにすんだのに…
親に苦労させることを『格好イイ』なんて思ってた
反抗する事が 小さな『正義』だと信じてた
失って初めて 俺は気付く 己の愚かさに
掛け替えの無い人 一人しかいない大事な人
俺は『今まで』を怨んだ 俺は『自分』を憎んだ
もうこの思いから 逃げることはできない
今はもう 片隅の家に 手を合わせる事しか出来ない
それがせめてもの 親孝行
俺がどんなに綺麗な花をあげても 母は同じ顔で笑ってる
俺がどんなに酷い事を言っても 母は同じ顔で笑ってる
あの優しさ もうもらえない
絶え間無く 微笑んでる 母に 何度も謝る
それでも 母は ずっと 笑ってる
「ごめんなさい」
俺に出来る事は なにも無い
何をすればいいのか 分からない
こんな時はいつも 母が『頑張れ』と言ってくれた
あの言葉が欲しい あの言葉なら 進む勇気を与えてくれる
だけど もう無理なんだと もう無理なんだと
その時 携帯が鳴った 母専用のメロディーで
母からのメール 『頑張れ』と
映画の様な 奇跡がおきた
さっきまで流してた涙は消え
携帯を握り締め 泪を流し
最後まで 見守ってくれてる 母に感謝した
彷徨いメールよ ありがとう 母は彷徨わず 天へ昇る
俺は『ありがとう』と はじめて心から 言えたのです
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