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蟻
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作詞 スカルプチャー |
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食べ残した 昨日のおかず
今になって無性に食べたくなった
軽く流せば きっと今日も
また気付かず食べ残して終わってくんだろう…
足元に群がった冬を越えた蟻達は
僕等が気付かないものまで拾い上げてゆく
どれほど涙を飲んで
どれほど高笑いして
その後人は 何歩前に進めるんだろ
泣かない蟻達よ
笑わない蟻達よ
君等の目指す 来年の春は遥か遠くだぞ
それでもゆくのかい?
見えない明日に怯えはしないのかい?
ため息ばかり吐いては 悔やむ事を辞めない人間
今を生きる蟻達と くらべりゃすぐに見えてくる答えさ
残っていたものが
新鮮なピーマンなら
そりゃ苦いさ わかっていることだろ
それでも明日には
必ずやこの僕に
前に進む力を与えてくれる事だろ
今日の日を食べ残したかどうか
それを決めるのは自分自身
おそらく後悔しない日はないだろ
それでも確実に前には進んでると思わないかい?
噛み付けるものなら
噛み付いてみればいいさ
食わず嫌いで終わるより何十倍も誇れる事だよ
今出来る事を
今ある力で生きる蟻よ
君等は一日に一歩だけ歩んでるんだね
難しい事だと思う
でもその先に見える 大きな扉は 誰だって開く事ができる扉なんだよ
立ち尽くしている蟻に そっと道を譲った
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