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spiritual junkie
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作詞 羅刹 |
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夜の街サイレンが鳴り響く けたたましい大音量はやがて
俺達の心臓を締め上げていく 緊張と不安と恐怖がまざる
やがてそれさえ心地よくて スリルに似た快楽貪って
握り締められたグリップの 先には鈍く光るナイフ
ヘルメットは束縛されるようで
前々から嫌っていた
夜風をすり抜け走ってく
汚れた金で買ったバイクで
反省を促すように 雨は降り注ぐ
視界ゼロの道路に ヘッドライト一つ
使い古してもう 使えないライター
足掻くように火をつけて 煙草に着火する
最初は付き合いだけだったのに いつしかソレに捕らわれて
見えない手で手招きされてる もう抜け出せはしない
手に入る金なんかじゃなく 命を賭ける感覚が良くて
酒や女とはまた違う 新しい俺等の娯楽
ちゃちい万引きなんかじゃ
すぐに満たされなくなってきて
野生動物の本能のように
返り血付いたナイフを握った
薬漬けの体 虚無感が侵してく
世間から忌まわれた 禁忌に手を伸ばし
それはまるで spiritual junkie
犯罪美を見初めた 愚かな男の末路
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