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煙雨
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作詞 blackbeat |
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灰になるまで焼かれた雲に
覆われて薄暗い小さな町
鳥までもが伏し目がちな午後
その雰囲気に肩まで浸かって
僕は何かをしようとした
湿った風を全身に浴び
きれそうな思いを胸に
ただれた雲を風にさらす
ひらひら舞い降りる煙雨
こころまで届きそうなその冷たさを
そっと力に変えた
ぼろぼろの空は何も言わず
僕にも何も言わせなかった
耳を刺すような音はし続けていた
それだけで全部分かり合えた
そして何かをしようとした
傷からこぼれる光浴び
刎ねそうな思いを胸に
よごれた雲を水に散らす
ふらふら舞い踊る煙雨
こころまで届きそうなそのはかなさを
そっと力に変えた
消えゆく雲が過去に逃げる
はらはら舞い落ちる煙雨
こころまで届きそうなその冷たさを
そっと力に変えた
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