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雪と君と僕
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作詞 tubasa |
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深い蒼の底で眠ってる 君は汚れなく白く
まるで空から降った雪 それに囲まれた夢
今年の冬は雪が降らず 君は寂しそうな顔
それなら雪が降ってる 北の地方へ出掛けようか
去年の冬は雪が積もり 君が笑うと僕も笑った
そんな君が好きだから 告白したんだっけなぁ
雪の白さと君の肌が 同じ景色にあるだけで
君が僕には天使に見える 空から降りてきた様な
「雪だぁ」と言う君の微笑 雪は溶けなくても僕の心は溶けてしまう
淡い朱の上で泣いている 君は限りなく白く
染まることない心は 純粋無垢な憧れ
君の故郷は雪が深い 寒くて遠い街で
こっちへ来た君の心も 最初はコートを欲してたね
足元にはまだ落ち葉 鮮やかに彩られて
君は嬉しそうに早歩き そんな君が好きです
雪の降った去年の冬は あんなに元気だった君が
今年は何処へ行ったの 顔から笑顔も消えかかる
「雪は?」と訊く君の哀願 嗚呼雪よ、お願いだから降ってくれ
僕は祈ることしかできず ただ両手を胸の前で組む
君の笑顔を失くさぬために 祈り続けるんだ
雪に僕の願いが届いたのか 街には白い粉が吹雪く
僕の手の平にそっと落ちて 君を笑顔にして消える
「雪だぁ」と言い君は笑う この想いはいつまでも消えずに
雪が降った日君が笑った日 僕ら2人の想い出の積もる日
2人手を繋ぎ雪の上駆ける 雪に残る足跡を眺めながら
君は僕が雪より好きってさ 白い頬を朱く染めて言う
春になり雪が溶けてしまっても
2人の想いはいつまでも溶けずに
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