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刻
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作詞 慈音 |
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青色に染まる18時の空
眼光(ひかり)を失いかけている貴方
あれほど力強く肩を抱いたその手は
この手を握り返すこともままならず
痩せゆく体を包むように
冷たい空気がこの部屋を流れ
「明日があるなら・・・」と言いかけた貴方
今日すらも分からずに
捨てきれぬ思い 積み重ねて
あまりにも重く 胸に響く日々
いつしかこの貴方が灰になってしまっても
永遠に刻まれていることでしょうね
通り過ぎる永訣の刻は忘れない
暗黒の色に身を包む私
亡骸の貴方 いつまでも見つめ
この心に問う 自分の「存在」
白き灰になり この両手の中
重き生涯は 忘れられなくて
きっとまた 思い出す
明日がある 私には
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