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飛べぬ鳥、死想(しそう)
作詞 白川 誠
飛べなくなつた鳥は凍えて死ぬしかなひのです

皆遠巻にくすくすと笑つてゐるのです


飛べなくなつた鳥は孤独に身を浸すのです

皆遠巻をぐうるぐうると廻つてゐるのです




闇雲(やみぐも)とコンクリィトの間には如何程(いかほど)の距離

此の侭(このまま)ずっと本当に息が吸ゑなくなつてしまへば良ひのに

マフラァできつく縛りませう

遠くサイレン高く低く

近く何も無し

嗚呼此れ即ち虚無




朱雲(あかぐも)と電車との間には如何程(いかほど)の時間

今は躰(からだ)に朱(あか)の光が刺さつて痛ひのだが其(そ)れすら又運命

碧(あお)の光はまう良ひかい

恐怖焦り怒り不安

全て揃ふと

解放感すら憶へる




誰がぱんどらの箱を開けた

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歌詞タイトル 飛べぬ鳥、死想(しそう)
公開日 2004/05/03
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コメント 作曲済みです。冬に学校にいた死んでいた鳥に影響を受けて作詞しました。
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