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放課後
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作詞 山下金次郎 |
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空が青いのは、
あたしの帽子が赤いから?
すすった鼻の音が体育館に響くと、
青空に雲が覆って、
あたしは青空が見えなくなった。
あなたの顔を思い出したから、
あたしは帽子を深くかぶった。
前は見えないけど
どうせ青空が見えないから
かまわなかった。
あなたはこの帽子、
何に見える??
広がったスカートに、
きついジーンズのズボンを覗かせる。
ジーンズには、
ジーンズには・・?
この帽子が似合ってるのよ。
上を見たくないのは、
あたしの帽子が赤いから?
すった空気は湿っぽくなってて、
青空は雨に変わって、
あたしは大きな声で泣いてた。
あなたの顔を思い出したから、
あたしは帽子を深くかぶった。
下しか見えないけど
どうせ雨が降ってるから
かまわなかった。
あなたはこの帽子、
可愛いと思う??
広がったポケットに、
黄色いハンカチがこっちを見つめる。
ハンカチには、
ハンカチには・・?
涙を染み込ませることしか出来ないの。
ごめんね、
この帽子、捨てらんない。
このハンカチ、ボロボロなのに。
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