|
|
|
See you...
|
作詞 omoigusa |
|
1.
日曜休みの晴れた午後
青空が目に突き刺さる
萌える新緑の香りさえ
荒ぶる鼓動を抑え得ず
十分遅れで君が来た
見た事も無い服を着て
見取れる僕を小突くなり
湿気た顔だと微笑んだ
笑顔と台詞の端っこが
一月前より尖ってる
無理してるのか楽しんでるのか
今の僕には分からない
日曜休みの晴れた午後
君に着いてく散歩道
手持ち無沙汰な左手が
ポケットの中泣いていた
公園のベンチに腰掛けて
君は遠くを眺めてる
不機嫌なのか退屈なのか
今の僕には分からない
胸ポケットに入ったリングが
来ない出番を待ち侘びている
崩れそうな僕を抱き留め
生きる意味をくれた君
どうして傷付けたのだろう?
どうして困らせたのだろう?
初めて愛を感じた人も
君への愛には及ばない
どうして守れないのだろう?
どうして届かないのだろう?
突然の風が吹き
君はまた歩き出す
散歩道は未だ続く
2.
日曜休みの晴れた午後
君の後ろを着いて行く
一月前なら抱き付いて
愛の言葉を囁いた
溜息に似た眼差しに
思わず言葉が出なくなる
何を求めているのだろう
急に息が苦しくなる
水面に揺れる陽の光
見取れる君の傍に居る
二人の距離が、何故だろう
ヤケに大きく感じられる
長い長い散歩道
沈黙の間に咲く会話
少し皮肉な笑みでさえ
君の顔には浮かばない
決意と言葉が朽ちていく
何故か笑顔が切なくなる
なのに胸はときめいていて
君が欲しくて堪らない
包装されたプレゼントが
出番を待ち侘び跳ねている
今まで掛けた愛の言葉が
空回りして壊れていく
どうして愛は途絶えるのか?
どうして君は離れてくのか?
深い傷跡をなぞりながら
君への愛を弾かせる
どうして夢じゃないのだろう?
どうして朝が来ないのか?
振り返り君は問う
その瞳は揺るぎない
終わりの音が響いてる
胸ポケットに入ったリングが
運命を悟り大人しくなる
大粒の涙が零れる
二人の距離が近くなる
どうして守れなかったのか…
どうして引き留めたのだろう…
前を目指す君の隣を
きっと僕には守れない
どうしてこんなに幼いのか…
どうして大人じゃないのだろう…
涙する君の肩を
一度だけ抱き締めた
言葉はもう要らないね
温もりを抱き留めて
サヨナラを噛み締めた
君の事忘れない
|
|
|