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戦 〜兵士〜
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作詞 蓮 |
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お疲れ …どうだった?
即死か?苦しまずに死ねたか?
遺品を持っていってやるからな
時計 お守り 手帳 手紙 そして…
…写真と手紙はお前が持っていけ
一人じゃさびしいだろ?
写真と手紙の中のお前らは本当に幸せだったんだから
じゃあな…俺もう一人の所へ行かなきゃ
俺は残酷だろうか?ここではこれが当たり前
気がつくとそこにはもう一人の部下
「…隊長?」
なんだ?
「死にたくない…」
…バカ
「へへ…わがままですかね…?」
まぁな
「俺…彼女がいて…別れなきゃよかった…こんなことになるて知ってたら…もっとやさしくできたのになぁ…」
そっか…
「俺…今でもあいつが好きだ…うん…好きだ…。別れなきゃ…あいつのことばかり考えて死ねるのに…そうやって終われるのにな…」
うん…わかるぞ…
「痛い…痛いよぉ…痛いのはいやだよ…苦しいのはいやだよ…なんで…なんでこんな目にあわなきゃいけないんだ…何ができた?俺は何ができた?痛い…苦しい…どうして即死じゃないんだよ…」
……
静かな空間に僕は”カチャッ…”という音をさせた
「…隊長…なんだか悪いなぁ…きついことさせて…ありがとう…ごめんなさい…どうか…生きて」
おやすみ、もういいからお眠り
静かな空間に響く銃声
俺は残酷だろうか?
そんな俺も心から願うことがある
『……死にたくねぇよ…』
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