|
 |
|
Why?
|
| 作詞 林憧 |
|
私は貴方を知っている。
貴方も私を知っている。
だけど、本当のところ
何も知らないのかもしれない。
私は貴方が好きだった。
貴方は誰かを好きだった
私じゃない、誰かを。
気持ちは冷えた海のよう。
いつの間にか潮のように
遠くへ引いて行きました。
ずっと忘れて生きてきた。
なのに、どうして今
貴方を捉えてしまうのか。
引いた心は戻って行く。
私と交わした言葉など
もう、忘れてしまったでしょう。
貴方を追いかける私の瞳は
鬱陶しかったことでしょう。貴方さえ忘れていた記憶が
私の中で蘇る。
貴方と同じ場所にいたのは
もう、昔のことなのに
どうして今
貴方を探してしまうのか。
しまった気持ちは歩いて行く。
貴方と話すことなんて
もう、きっとないのでしょう。
自分を追いかける貴方の瞳は
遙か彼方にあるでしょう。
神でさえ知らない未来が
一人歩きをするのでしょう。
いつか、貴方と話したい。
今の私を聞いてほしい。
いつか、私は叶えたい。
今の貴方を観てみたい。
気持ちは再びしまわれて
海の底へ沈み行く。
そういうものかもしれない。
だけど、今はこの気持ち。
誰にもわからない
人の心髄。
私もその渦の中。
だけど、険しき渦じゃない。
世を流し行く、未知の渦。
私を乗せて流れ行く
自由気ままな、未知の渦。
私は君に身を任せ
流れるままについていく。
だけど、やっぱり不思議。
なぜ？
|
|
|
