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Ronde
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作詞 亮 |
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声にならなくて 溢れていく言葉
また私は 一人で
少しでも 伝えたくて
少しも 伝えられなくて
まだ歩いている 途切れない道筋
癒えない … 傷を抱いたままで
先も見えなくて 手探りでも
想いを 求めていた ずっと
立ち止まる 人の波で
視線がぶつかる
迷っている 瞳に ねぇ 気付いて
秋に揺れる色の風
待ち焦がれていた
―― だけかもしれない。
声にならない この夢のほとりに
揺れる 掛け橋を辿って
消える星屑 儚くて
涙を流す いつまでも
鏡が映す 幻 見つめている
言えない … 傷を抱いたまま
探し続ける 永遠の場所
触れたら割れる 脆すぎた時間
振り返る 胸の奥で
鼓動に 溶けていく
消え入りそうな笑顔に ねぇ 答えて
手のひらから 零れていく
大事な想い出を
記憶を ―― 届けて。
声にならなくて 溢れていく言葉
また私は 一人で
少しでも 伝えたくて
少しも 伝えられなくて
―― あなたを探している。
あの暖かな温もりに逢いたくて
あの優しい声に包まれたくて
ずっと探しているよ。
例えば 目の前が真っ暗でも
例えば 涙が溢れそうでも
あなただけしか見えないから。
あなただけだから ――。
―― あなたを探している。
いままでも ずっと ……。
これからも ずっと ――。
夢から目覚めた 朝は 切なくて
この頬に残る跡 指でなぞって泣いた
いまもずっとある この胸の気持ちを
―― 届けて。
声にならないほど 心 焦がして
ずっと この場所で 踊って
新しく 歩み出せない
一人 声をからしている
声にならなくて 溢れていく
―― 言葉だけ。
せめて もう一度だけでも
もう一度だけでも 逢いたい
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