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冬の風景
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作詞 jesse |
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物憂げな朝焼けを独り歩く男
疲れ切ったネオン街の影を彷徨う女
蹲る、瞬く間に焼け落ちる顔
嘘でも、茶番でもない現実に落涙する
生きも死にもせずこの街は
生きも死にもせず空を背負い
涙を湛えて其処に佇む人達
霞む眼に真っ白な靄
理由なき寂しさ、理由なき漂流
諦めたような悟り顔で歩く
夕焼けを仰げば、力なき微笑が零れる
鎖に巻きつかれて、鉛色の絵具を
落としたような空の下を歩く男は
それでも忘れた笑顔を懐かしむ
真冬の風と舞い散る枯葉に
鈍色の歌が絡みつく
遠くで、幸福の鐘の音が響いている
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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