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『Confusion』
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作詞 瑠韻 |
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僕の生まれた場所は既に手遅れだった
自我を無くした獣のように人々は狂い罪を重ねていく
―理想の世界を創り上げるための奮闘
欲と引き換えに失うものは―
創ったモノは見せかけの楽園
機械仕掛けの歯車は加速していく
腐敗した臭気に包まれて
脳を破壊する叫びはやむことはない
栄光の裏側はあまりにも
此の世界の行く末を暗示しているかのよう
徐々に広がりつつある砂漠は
もう
此処まで及んで来ている
其れでも人間は止まらずに進む
破壊と創造を繰り返し 自然を犯して
最期に何が待っているのか
理想的な景色を美しく創っても
其れは絶えず変化する自然とは違う
変わることのない風景
見せかけの偽物
到底オリジナルには勝てないのさ
――――吐き気がする
嗚呼 崩れゆく世界に気付かずに逝くのかい?
翼は汚れてしまった―いや
本当は創りモノの翼だったから
創り上げたモノは本物ではない
違いを隠せない
外見だけでも近づきたかったのさ
此の醜い世界では夢に溺れた方が楽なんだ
真実を知らされるのは辛いから
誰もが目を反らし楽園を描く
気付くことを恐れる心に悪魔が棲みつく
歪んだ世界はもう救いようがない
誰もが醜く変化して
僕も汚れていく
誤魔化しの日々に真実はない
いつから壊れ始めたのか
もう手遅れだ
僕の心までも・・・
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