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遙か彼方へ。
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作詞 美遊。 |
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ボクは 目的もなく 飛んでいました
朝から夜 春から冬へと
飛ぶコトによって ナニかから逃れるように
飛ぶコトによって ナニかを追い求めるように
雨に打たれても 風に飛ばされても
ボクは ナニかに向かって 飛んでいました
何処に向かっているのか 自分でもわからずに
ボクは 以前 カゴの中に閉じこめられて
色んなヒトに 見られていました
小さな子供達が ボクを捕まえようとするのを
アノコだけが 止めてくれました
ボクは カゴから 逃げ出してきたのです
ソレがナゼだか 自分でもわからずに
ボクは 木の枝で 少し眠りにつきました
すると ナニかに押さえつけられ
ボクは 息が苦しくなりました
見上げると ボクより数段大きいクロネコが
にやりと笑って 襲いかかって来ました
ソレからアトは よく覚えていません
ボクは ナニかに向かって 飛んでいました
枝から枝 街から街へと
飛ぶコトによって ナニかを追い求めるように
飛びながら ずっと ナニかを探しているように
もがき続けながら ずっと求めていたモノ
やっと ソレが何だかわかった気がします
ボクは 自由に向かって 無心に飛んでいたのです
そして今 ボクの身体は 自由になりました
だけどココロは アノコの元へと 帰りたがっていました
遙か彼方 遠い場所に向かいながら
ずっとココロに想うのは アノコのコトだけでした
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